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社長コラム

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みんなの力で「ネットワーク社会」を(Vol.17 2001年8月号)

2001年8月1日

私は、昭和19年8月に北入曽の農家の五男として生まれました。父は満州に出征中で、家族全体がてんやわんやの状態でありました。何もかも不足の中で子供時代をすごし、日本経済の発展の軌跡のまま成長して現在に至っています。戦後56年を経過して、日本の経済は完全に曲がり角に来ています。

 1990年代は「失われた10年」(ロスト ディケイド)と呼ばれています。
バブル経済の修正の過程で、いくつもの誤った選択がありました。その時は最善のつもりが日本経済をガタガタにする失政で、泥沼に入ってしまい、もがけばも がくほど深みにはまってしまった感じがあります。今まで信頼していた金融機関や社会構造が、想像以上にもろい体質であったことを知らされ、何を信じてよい のか分からない不安定な状態です。
 小泉「変革」内閣が誕生して、日本が変ろうとしています。痛みを伴う覚悟で出直しを決意せざるを得ないことになりました。今までと違った手法で政治も経済も考えなければなりません。自分で考え、自分で行動する。情報を共有して「ネットワーク社会」を構築する。
一人一人が独特の才能と知恵を持った人間です。お互いが認めあい、支えあえる関係を築くことが必要です。
 私は、ケーブルテレビの機能が「これからの狭山」を築くために不可欠な要素であると確信しています。テレビを見たり、インターネットに繋ぐだけではあり ません。行政から市民へ、市民から行政へ、双方向で大容量の「ネットワーク」を構築し、市民全員の知恵を結集するために、補助金や大資本に頼らず、自分達 の力で「光ケーブル網」を実現したいと思っています。戦後の「不足の時代」を乗り切った日本人のバイタリティーは、若者に至るまで日本人の体に染み付いた 特性です。みんなの力を結集すれば、今の不況など何でもないと思います。要は、将来に明るい希望が持てるかどうかに掛かっています。

カテゴリ:社長コラム
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