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社長コラム

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地域の活性化とケーブルテレビ(Vol.127 2010年10月号)

2010年10月1日

狭山台団地から狭山市駅までバスに乗ると片道170円です往復340円掛かります。本川越まで往復すると400円の運賃が掛かります。合計740円がバス代と電車賃です。

狭山ケーブルテレビの地上デジタル放送の受信料は、月額で350円です。たぶん全国でも最低料金であると思っています。

狭山市内全世帯に接続したケーブルテレビ会社になりたい。平成4年7月23日に設立した弊社の大きな目標設定です。全ての世帯に一日10円、集金の費用等50円を加算して月額350円の料金を設定しました。

勿論、これだけでは会社の経営は困難です。多チャンネル視聴、インターネット接続、ケーブルを利用した広告希望会社、市役所等の広報、その他企業努力で収益を計上しなければ会社の継続は困難です。設立から18年が経過してようやく安定した業績が挙げられるようになりました。今まで多くの方から8億円以上の出資を受けながら無配当でありました。

狭山市内全世帯への接続が完了すると、ケーブルテレビの機能は格段に向上します。市役所からの広報の簡略化と費用の大幅低減、双方向機能を利用した住民サービス、福祉の向上、自治会活動への広報支援、消防、警察、自衛隊基地からの安心・安全の提供支援等地域を挙げた活動に、ケーブルテレビは不可欠なものになります。

家庭のきずな、近隣・地域との連帯が希薄になり、地域経済は停滞を続けています。住民が連帯してこの閉塞感を打破しなければなりません。行政、商工会議所、市内の各団体が協力して、狭山市の活性化を図りたい。

狭山市には、公園、入間川、入間基地、美しい丘、農産物、観光資源が豊富で大きな可能性を秘めていると思います。情報の受発信機能は、必ずや地域の財産となります。

カテゴリ:社長コラム
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