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社長コラム

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狭山市の高度情報化を実現したい(Vol.146 2012年5月号)

2012年5月1日

「地域活性化のために狭山市独自の放送局が不可欠だ!」の強い理念で狭山ケーブルテレビ株式会社を創立したのが平成4年7月23日でした。

 設備投資資金が莫大で、とても地元からだけでは調達が不可能であると思われた難事業に挑戦して20年が経過します。現在まで約35億円の設備投資を実行して全世帯へ接続できる光同軸ハイブリット方式の伝送路が完成しています。平成23年(昨年)7月24には、従来のアナログ放送が終了してデジタル放送に移行しました。

平成12年12月1日には、インターネット接続事業を開始、平成23年10月1日には、本格的な電話事業(ケーブルプラス)も開始して「放送通信事業者」としての地位を確立することができました。20年間の事業継続は、不透明な中で多くの方々からの資本金の拠出、金融機関等のご理解、狭山市役所、狭山市議会、狭山商工会議所、武蔵野学院大学、西武文理大学、東京家政大学等のご支援の賜物であると深く感謝しています。

狭山ケーブルテレビの特徴の一つは、テレビ受信料(再送信)が1日10円、1か月350円(集金諸費用を含めて)であり、多分日本で一番低料金である事です。3人家族とすれば一人当たり一日約3円です。狭山市の世帯は、入間基地テレビ難視聴対策施設、東京電力高圧線難視対策施設等によりアンテナを設置せずに有線(ケーブル)によりテレビを視聴する事が常識となっていました。

弊社では、これらの施設所有者との連携で多チャンネル、インターネット接続、プライマリー電話に利用できる施設として協同工事を実施して全世帯接続を目標に努力しています。昨年のデジタル放送移行に際して独自のアンテナを設置された世帯が散見され「全世帯接続」の目標達成が遅れています。

「地域の活性化には、独自の放送局と全世帯接続が必要である。」との経営理念を継続し、行政情報、市議会情報、学校関係、警察・消防情報、地域情報の充実に努め、すべての世帯で一台は狭山ケーブルテレビの回線に接続されることを期待しています。全世帯が一日10円の経費負担をお願いすることにより、狭山市の高度情報化を図りたいと思っています。

カテゴリ:社長コラム
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