狭山ケーブルテレビ

　2021年も師走に入り今年も残り1か月となりました。年を重ねるたびに一年一年の経過があっという間に感じ、まさに光陰矢の如しと感じています。
2020年12月のコラムでも、コロナに始まりコロナに終わった一年と書きましたが、2021年も概ねコロナの話題が中心でした。
未だ油断はできませんし、これからまた感染の波が襲ってくるかもしれませんが、今年は昨年とは違いトンネルの出口が少し見えてきたような希望を持てる年末になってきているのではないでしょうか。

　私たちが今回のコロナ禍で学んだことを、今後同じようなことが起きたときにしっかり活かせるようにしていかなければなりません。
今年は東日本大震災から10年を迎えた年でもありました。もう10年たったのかという感覚です。その時も“今回得られた教訓を次世代に”ということは言われていましたが、ちょっとずつその意識は薄れていっているのが実情だと思います。
　過ぎた時間は取り戻せません。意識が高いうちにできる対策を行わないとそのままになってしまいがちです。狭山ケーブルテレビの行動指針に「５つの約束」というものがあり、毎日、朝礼で唱和をしています。4つ目の約束、“今すぐ行動に移そう” は言葉でいうのは簡単ですが、実践するには色々な工夫が必要になってきます。あっという間に過ぎていってしまう時間を有効に活用するには、今すぐ行動に移すことの大事さは、過去の経験から皆様もお分かりだと思います。

　狭山ケーブルテレビとしても10年前の東日本大震災で得られた教訓や、今回のコロナ禍で得られた知識や知恵を今後の事業にしっかり活かしていきたいと考えています。
狭山ケーブルテレビでは、コロナ禍で使用することが増えたZoomなどのオンライン会議やYouTube配信のお手伝いをする事業を新しく始めました。団体や会社で行う総会、講演会、研修会などをオンラインで配信する際の機材貸しや、当日のパソコン操作、複数台のカメラ撮影、その切り替えなど、設営される方が便利に、参加される方が有意義に時間を過ごせるようなお手伝いをしています。コロナ禍が収まってもオンライン等のニーズは続いていくと思いますので、お困りの際にはお気軽にお声をかけていただければと思います。

　すべての人に平等に与えられている“時間”を決して無駄にしないように、あっという間に過ぎていってしまう時間を有効に活用できるよう、自戒を込めて目標をしっかり定め、2022年、会社設立30周年を迎えたいと思います。