2016年3月28日
何となく経済の停滞が頭をよぎる昨今です。思い切った設備投資を決断して、地域経済の活性化の起爆剤となりたい。こんな願いを込めてFTTH(各家庭まで光ケーブル敷設)工事の決断をしました。
狭山市は人口153,695人、世帯数66,829世帯が生活しています。
全世帯に光ケーブルを敷設すると1世帯当たり約3万円の追加工事費が掛かります。
設備投資金額は総額で15億円以上となり、資金調達のことを考えると決断には大きな壁があります。しかし、将来の狭山市の発展と成長を見込むと高度な情報通信基盤の確立は不可欠で、その実行は弊社の責務であるとの結論に至りました。
地元金融機関、株主様等の深いご理解とご支援を賜り、実行可能であると判断しました。
放送と通信、電話の技術進歩とグローバル化は目を見張るものがあります。狭山ケーブルテレビを設立した平成4年と比較しても驚くばかりの環境変化です。
2020年(平成32年)には、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、大きな目標設定の年になります。狭山市は、地盤が強固で災害に強く住環境としては最高に恵まれた地域であると思っています。
経済成長は、人口の増加、起業者の増加、設備投資の決断、結果的に税収の増加に繋がります。投下した資本以上の経済効果を求め、時には思い切った設備投資を決断することが発展の原動力になると確信しています。
「攻撃は最大の防御」”The best defense is a good offense.”と言うことわざがあります。
自分の側にあるチャンスを最大限に生かすのが攻撃で、相手の側にあるチャンスを潰そうとするのが防御です。主導権を握って攻撃し続け、相手にチャンスを与えないという事は攻撃であると同時に優秀な防御手段であるという事だと言われています。
狭山ケーブルテレビ(株) 社長 清水武信