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社長コラム

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景気回復(Vol.31 2002年10月号)

2002年10月1日

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。いそぐべからず、不自由を常と思えば不足なし、こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵とおもえ、勝つ事ばかり知りて、まくること知らざれば害その身にいたる。 おのれを責めて人をせむるな、及ばざるは過ぎたるよりまされり。

慶長8年1月15日  家康

江戸時代265年の基礎を築いた徳川家康公の遺訓であります。
徳川幕府が開かれてから今年で400年になります。今の日本は「平成大不況」の渦に巻き込まれて右往左往しています。株価は下落し、土地価格の先行きも不安定で見通しがつきません。中小企業の経営者は担保物件の下落、業績悪化で資金調達に困っています。
日本には1,400兆円もの預貯金等があるといわれています。人口で割ると一人当たり1千万円以上です。1世帯で見ると3,000万円以上にもなります。このお金はどこにあるのでしょうか。
インターネットの時代になって世界はひとつになりました。物は世界で一番安い国から輸入するし、お金は一番金利の高い国へ集まります。日本は人件費は高い し、金利は低いしお金の集まる要素がありません。国民のレベルが均一であったことにより団結が強く経済発展に大きな力となりました。アメリカ、韓国、中 国、シンガポール等がIT(情報技術)を利用して大きな発展をしました。
日本では住所、氏名、性別、生年月日の4項目を登録する「住基ネット」でさえプライバシーの侵害を懸念して歩調がそろわないでいます。
日本国民の総力を結集して「景気回復」に取り組もうではありませんか

カテゴリ:社長コラム
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