コンテンツ本文へスキップ
プリローダーイメージ
スマートフォンサイトはこちら

社長コラム

コンテンツタイトル下地
  • 最近の投稿

  • アーカイブ

  • カテゴリー

行き過ぎたデフレは国を破壊する(Vol.35 2003年2月号)

2003年2月1日

年収の5倍で住宅が取得できたら豊かな生活が送れるに違いない。こんな幻想を持っていました。土地価格を引き下げ、あらゆる物価を無理やり引き下げてみました。
結果として、年収の5倍で住宅が取得できると思ったら、給料や賞与まで下がってしまって生活の苦しさと住宅取得難易度は増えてしまったと感じられます。

金利が下がって借り易くなると思ったら逆にまったく借り入れ困難な状況になってしまった。
物価が下がり競争が激しくなり消費者としては、こんなありがたいことはありません。
と、思っていたら会社の倒産やリストラにあい、自分のところに苦しみが回ってきてしまった。
こんな経験をする人の割合が増加しました。このことが不景気の証拠です。
その割りにみんなが切羽詰った様子がありません。世界を見るともっと困っている国は多く存在することを、みんなが知っているから贅沢を言えないこの頃です。
携帯電話を1円で売ってみたり、駅前でインターネット接続の器具(モデム)を無料で配ったりして自分だけ生き残り、独占の妙味を味わう魂胆で無理をする会社が現れます。
その器具を苦労して作った人がいたらどんなに悲しむでしょう。行き過ぎた商行為は罪悪に近いことを知らなければなりません。行き過ぎたデフレは国を滅ぼし、結果的に自分の会社を危なくすることを経営者は自問自答しなければなりません。
価格競争の根本的な原因は、中国をはじめ東南アジア諸国との人件費や、土地価格の格差から生じています。日本経済再生のために、「先進国日本」の出来る事、成すべき事は何かを、みんなで考えてみようではありませんか。きっと先は大きく開けています。

カテゴリ:社長コラム
コンテンツ本文の先頭へ戻る ページの先頭へ戻る
コンテンツ本文の先頭へ戻る ページの先頭へ戻る