2004年5月1日
世界のニュースがすぐ伝わってきます。必要なことも必要でないことも情報が溢れています。
私は昭和19年に生まれ、翌年に終戦を迎え何もかも不足な少年時代をすごしました。
テレビもないし、電話もないラジオが唯一の情報源でした。普通の家庭で、電話が本格的に普及したのは昭和40年以降だったと思います。
そのころまでは、国民のほとんどが貧乏だった。お金はなかったけれど心は豊かであったような気がします。経済的に豊かな生活を求めて国全体が努力をしていた時代です。
貧困から軍備拡大を経て戦争へ、そして敗戦でゼロとなって夢のような経済復興を成し遂げた昭和の歴史が終わったら、バブル経済が破綻して平成大不況を10年以上経験しました。
21世紀は情報技術(IT)の時代が幕開けしてこれからの50年間は再び経済復興のチャンスを迎えています。しかし、これからの経済再生の恩恵は国民全員に及ばない可能性があります。
時代を認識し、準備して実行する計画性と実行力を備えた人だけに与えられるような気がしてなりません。人によって大きな格差がついてしまいます。
狭山市が最高の情報網に恵まれた街を目指して狭山ケーブルテレビを設立しました。
私の力不足が原因でまだまだ目的が達成されていないのが実態です。地域の人が結束したら驚くような結果が得られます。新しいことに挑戦することは勇気が必要です。リスクを恐れずに次から次へと計画して実行することが地域の活性化につながります。
弊社も多チャンネルテレビと地域放送をテーマにして始まり、インターネット接続で大きく幅を拡げました。4月から電話も始まりました。アイピー(IP)電話というもので、インターネットの方式を使って全国一律の安い料金で電話がかけられます。
世の中どんどん便利になります。インターネットを利用できる人とできない人の生活の便利さは想像以上に大きいのです。これから「なくてはならない道具」になります。
「誰もがいつでもどこでも便利さを受けられる設備」を目標に挑戦を継続します。