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社長コラム

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私の考えるケーブルテレビ事業(Vol.94 2008年1月号)

2008年1月1日

CATV事業を大きく捉えると「地域貢献事業」に尽きると考えます。しかし、この事業はボランティア事業ではありません。究極のビジネスでもあります。
狭山市の人口約16万人、6万世帯、49平方キロの全ての情報化を支える重要な任務を負っている事業であるこの会社は、個人的色彩の濃いものであってはならない。しかし現実は、設備投資過大な事業であること、一時的には多額の運転資金を必要とすること等のリスクがある。

これを乗り切るためには信用のバックボーンが必須であり、大企業又は特定個人の資力に頼らざるを得ない。狭山市の規模では大手資本が興味を持つには不足であり、個人の資力では手に余るところがある。よって手を出す会社も個人も存在せず中途半端になり易い背景が存在する。
幾つかの試練を乗り越えて、CATV事業は「アナログからデジタルへ」「情報化社会」のフォローの風が吹いて発展の時期を迎えました。ひとたび利益計上及び資金余剰が発生する体質になるとCATV事業は大きな可能性を持つ魅力的な要素が沢山あります。
映像の技術、アナウンサーの存在、編集のノウハウ、伝送路メンテナンスの経験、インターネット関連情報、電話事業の知識、地域情報の収集能力、テレビショッピング等は新しいビジネスモデル構築には欠かせない要素でもあります。
狭山ケーブルテレビは正に創生期を過ぎて成長期・発展期に入りました。5年後には成熟期を向かえその後には必ず衰退期が待っています。ライフサイクルを予 測して長期経営計画を策定し継続企業(ゴーイングコンサーン)を目指します。個人的事業からの脱却を真剣に模索して地域一丸となれるCATV事業を目標に します。
一年間のご愛顧に感謝しつつ大きな夢を抱いて新年を迎えます。これからも暖かいご支援ご協力を宜しくお願い申し上げます。

カテゴリ:社長コラム
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