2021年10月1日
秋の様子が深まってきて過ごしやすい気候になってきました。緊急事態宣言も9月末で解除になり、羽目を外すわけにはいきませんが、スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋、行楽の秋といった良い季節を満喫していただければと思います。
さて、先月は色々な方の講演をオンラインで聞く機会が多くありました。印象に残っているのは日本商工会議所の三村会頭、ソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義さんです。
三村会頭は、このコロナ禍は階段の踊り場のようなものと表現された場面がありました。私たちはこれまで、自社や自己の成長、発展の為に休まず走り続け、階段を駆け上がってきました。今回のコロナ禍によって、企業活動や、地域の活動が足踏み、足止めされている業界や、個人の方も多いかと思います。こういった時期にむやみやたらに階段を上がろうとせず、今までの人生の振り返りや、今後のビジョン、方向性の確認、自分や自社の価値などについて、しっかり見つめなおす良い機会ととらえることも大事なのではないか、というお話をされていました。
孫社長は日本の競争力についてのお話しをされ、その中で、自分の長所は時代の流れを人よりちょっと早く、的確に読む能力だとお話しされていました。
また、ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われていた時代は、日本の世界競争力は1位をキープしていましたが、現在では34位まで下落してしまっているというお話を聞き衝撃を受けました。
世界での競争力を高めるためにはデジタル化の推進や、スマボ(スマートロボット)の活躍がキーになるというお話をされていました。
私たち企業は永続的に発展し、地域社会に貢献していくという使命が課せられていると思っています。その為にはいかに競争力を高められるかという視点は避けては通れません。企業だけではなく、地域間の競争力もこれからの時代では必要不可欠になってきます。狭山市として多くの人や企業が集まるような魅力ある都市になるには何を磨かなければならないのか、このコロナ禍の時期に改めて考え、どうしたら実行できるかを検討する良い時期なのかもしれません。
狭山ケーブルテレビとしても、どうしたらお客様に弊社を選んでいただけるかをしっかり考え、実行に移せるように努力を惜しまず挑戦し続けていきたいと思います。