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衣食足りて礼節を知る(Vol.299 2025年2月号)

2025年2月1日

 「衣食足りて礼節を知る」という言葉は、古代中国の書物「管子」からきており、

経済的、物質的な豊かさが精神的な豊かさの基盤となることを示しています。

少し前の日本は、経済的、物質的に他国と比べても豊かな社会だったと言えるでしょう。

しかし、本当の意味で「礼節を知る」社会が実現しているかと問われると、

疑問を感じることも少なくありません。

 

 地域社会においても、SNSでの誹謗中傷や近隣トラブルなど、

人と人とのつながりが希薄化し、礼節や思いやりが失われつつあるように感じます。

このような状況を打破し、真に豊かな地域社会を築くためには、

何が必要なのでしょうか。

 

 狭山ケーブルテレビは、地域メディアとして「情報」と

「コミュニケーション」の力を活用し、

地域社会の課題解決に貢献していきたいと考えています。

具体的には、以下のような取り組みを進めています。

 

 まず、地域の魅力や人々の活動を伝える番組制作を通じて、

地域への愛着や誇りを育むことです。地域の歴史や文化、

人々の思いに触れることで、自分たちの住む地域に対する理解を深め、

他者を尊重する心を育むことができます。

 次に、多様な世代や立場の人々が交流できる場を提供することです。

例えば、地域のイベントやボランティア活動を紹介し、

参加を呼びかけることで、人と人とのつながりを強化し、

地域社会の絆を深めることができます。

 さらに、地域の課題を共有し、解決に向けて議論する場を設けることも重要です。

地域メディアとして、公平・公正な立場から情報を発信し、

地域住民が共に考え、行動するきっかけを提供していきます。

 

 日本の貧困化が問題視されてきている現代社会において、

経済的、物質的な余裕がないと、人を思いやる心が忘れられてしまい、

昨今の強盗事件などに代表されるような治安悪化の原因の一つに

なっていると感じざるをおえません。

 

 「衣食足りて礼節を知る」社会の実現に向けて、

狭山ケーブルテレビとして出来ることを常に考えながら、

地域の皆さまとともに歩んでまいります。

カテゴリ:社長コラム
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